Twitterに投稿した映画の感想を毎週更新(2022年3月開始)

エドワード・ヤンの恋愛時代

獨立時代 / A Confucian Confusion
製作年 1994
製作国 台湾
監督 楊徳昌(エドワード・ヤン)
脚本 楊徳昌(エドワード・ヤン)
撮影 黄岳泰(アーサー・ウォン)、張展(チャン・チャン)、李龍禹(リー・ロンユー)、洪武秀(ホン・ウーショウ)
出演 チェン・シャンチー、 ニー・シューチン、 ワン・ウェイミン、 ワン・ポーセン、 リチー・リー、 ダニー・ドン、 ワン・イエミン

都市に生きる若者たち
人はみんな不完全
もう元に戻れなくても
明日は来るし 人生も続く

エドワード・ヤンが描き出す若者は皆 “不完全”。
それこそ等身大の私たちで、皆欠点を抱えながら生きている。
不完全さで起こる不幸もあれば、その先に見える希望もある🙂

“相手を非難する前に、我が身を振り返る”
“喜劇的に破綻したとしても、最後に自信を得られれば良い”
という描写は、監督自身の人生観。
そしてそれは「中国的ではない」とも。

随所に見られる芸術的なショットと明暗。
コメディながら美しい画も楽しめる、心理と情景が鮮やかに描かれた映画でした🙂

https://twitter.com/cinematographjp/status/1698607038241415413

a-confucian-confusion1