コロニアの子供たち

原題 A Place Called Dignity
製作年 2021
製作国 チリ・フランス・ドイツ・アルゼンチン・コロンビア
監督 マティアス・ロハス・バレンシア
脚本 マティアス・ロハス・バレンシア
撮影 ベンハミン・エチャサレッタ
出演 サルバドール・インスンザ、 ハンス・ジシュラー、 アマリア・カッシャイ、 ノア・ベスターマイヤー、 ダビド・ガエテ

南米チリ、ドイツ入植地
公然と隠された深い闇
今なお続くカルト団体
その恐怖の一端を描く

両国政府に守られ続けた無法地帯。奴隷状態で暮らした多くの人々。
舞台となった「コロニア・ディグニダ」が “闇” すぎて声が出ない…😰
もっと凄い内容で描けもするが、それだと恐らく直視できない。
だから、この程度で切り上げたんだと思ってしまう。

ナチスの流れを組み、宗教を隠れ蓑に、独裁者が共産主義体制を敷く。
この組み合わせは、もう何だろう…
国家に黙認されたカルトほど恐ろしいものはない😶

監督のマティアス・ロハス・バレンシアが子供の頃、コロニア・ディグニダが運営していたレストランを訪れたことが、この映画を作るきっかけになったそうです。
同じ頃、コロニア・ディグニダを脱出した人のニュースを何度も聞くことで謎めいた場所に興味を抱き、映画化を思いついた後は調査に多くの時間を掛け、コロニア・ディグニダを出て大人になった子供たちの証言を得て、作り上げることができました。

なぜ、コロニア・ディグニダは多くの子供たちを幽閉しながら、誰の目にも触れられることなく40年もの間、維持/拡大することができたのか?
我々が映画で見た舞台の裏側で、一体何が起きていたのか?
映画ではそこまで踏み込んでいませんが、それを考えることが我々の義務なのでしょう。

https://x.com/cinematographjp/status/1790293010389090577

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