| 原題 | Alps |
|---|---|
| 製作年 | 2011 |
| 製作国 | ギリシャ・フランス・カナダ・アメリカ |
| 監督 | ヨルゴス・ランティモス |
| 脚本 | ヨルゴス・ランティモス、 エフティミス・フィリップ |
| 撮影 | クリストス・ブードリス |
| 出演 | アンゲリキ・パプーリァ、 アリアーヌ・ラベド、 アリス・セルベタリス、 ジョニー・ベクリス、 スタブロス・シラキス |
謎の集団
演じるのは亡くなった他者
それは癒しと回復の支援?
それとも虚構への入口?
ヨルゴス・ランティモス特集 2作目📽️
『籠の中の乙女』が “現実に作られた虚構を脱する” 物語だったのに対し、”現実世界に虚構を作り出す” のがこの作品📽️
“亡くなった他者を演じる” 点はデビュー作『キネッタ』と一緒で、『アルプス』はその大幅バージョンアップ版。
途中から境界が霞み、どこから虚構だったのか分からなくなる🙄
すごく興味深い設定/展開だけど、感情と温度感を排するランティモス演出の影響で、淡々と物語が進んでゆくのがもったいない。
前作との共通テーマは、”受け入れていた世界やルールに疑問を抱く” ということ。
『キネッタ』では明確に “疑問を抱く” ところまで踏み込めていませんでしたが、「籠の中の乙女」からはそれが明確に出てきます。
シニカルに振り切った前作に比べ、今回の方が複雑な描き方になっていて好きかもしれません🙂
https://x.com/cinematographjp/status/1757680822168236091?s=20
