原題 | Be Natural: The Untold Story of Alice Guy-Blache |
製作年 | 2018 |
製作国 | アメリカ |
監督 | パメラ・B・グリーン |
脚本 | パメラ・B・グリーン、 ジョーン・サイモン |
音楽 | ピーター・G・アダムス |
出演 | アリス・ギイ=ブラシェ、 シモーヌ・ブラシェ、 ジョディ・フォスター(ナレーション) |
映画が “動画” に過ぎなかった黎明期
動画を “映画” に昇華させた開拓者
なぜ 彼女は映画史から消され
再び見出されたのか
映画史に興味があれば、絶対観ておくべきドキュメンタリー🎬
彼女の偉大な功績だけでなく、リュミエールからハリウッド初期の映画史を
楽しく学べるアーティスティックで観やすい作りに🙂
以下、映画より抜粋
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映画を撮りたいと言ったら「若い娘に向いている」と言われた。
豊かな感性で物語を自作しどんな映画も作れると気付いた。
当時は退屈な素材動画ばかり。
それらは映画でなくたっていい。
映画が映画であるために、アリスが必要だった。
当時の人は映画はすぐに飽きて無くなると思っていた。
だからアリスの存在は重要なのだ。
YouTubeのように技術やスタイルが未確立にも関らず、
アリスの映画は今の映画と同レベルで製作されていた。
アリスはエジソンと同時期に別の手法でトーキーを開発し、
ミュージカル映画の先駆者となった。
当時は多くの女性監督がいたが、特にアリスの映画は洗練され、魔法のようで感情をかき立てられる。
映画がない時代に、なぜ飛び抜けた映像センスが?
脚本家・監督としてファッション、子育て、児童虐待から恋愛喜劇、コメディ、特撮まで幅広く制作。
そして世界初のコメディ監督。今見ても面白い。
修道院で少女時代を過ごしたのに、とてつもなく際どい映画も製作した。
フェミニズムをコメディに仕立るなんて時代を超えた発想だ。
すべて彼女から始まった。
「戦艦ポチョムキン」の監督は8歳で彼女の映画を観て影響を受け、
「十月」という作品で手法を真似た。
アリスは男女差別を映画に取り入れ、既成概念を覆そうとした。
また オール黒人キャストの映画も製作。歴史的に重要で斬新だった。
彼女が自社に掲げた標語
” Be Natural “
演技=ポーズの時代に、自然な演技で良いと教えてくれた。
あなたがGaumont (現存する最古の映画会社)を作り、花を咲かせた🙂
https://x.com/cinematographjp/status/1851174447732178949
https://x.com/cinematographjp/status/1851534952988623166