| 原題 | Benedetta |
| 製作年 | 2021 |
| 製作国 | フランス |
| 監督 | ポール・バーホーベン |
| 脚本 | ポール・バーホーベン、 デヴィッド・バーク |
| 撮影 | ジャンヌ・ラポワリー |
| 出演 | ヴィルジニー・エフィラ、 シャーロット・ランプリング、 ダフネ・パタキア、 ランベール・ウィルソン、 オリヴィエ・ラブルダン |
すべては神の行い
私は道具にすぎない
でも誰もが気づいている
神ではなく宗教の道具だと
宗教の欺瞞、暴力性、セクシャリティという内容に加え、”バーホーベン節” 全開の描写と「皆分かってやってるよね」という見せ方は、反発ありきの確信犯🙂
これを齢80で作るのもすごい!
言うならば
『グレート・ウォリアーズ』で描いた中世
『ロボコップ』の宗教的受難&犠牲
『ショーガール』の脱ぎっぷり&人間バトル
を掛け合わせて集大成にしたような映画🙂
もし挑発的な映画を作るなら、批判を恐れずここまで貪欲になるべきかもしれません。
宗教を批判するという範疇を超え、神聖なものを土台としつつ人間に潜む悪魔的な側面を描いている。
だからこれは神への冒涜ではなく、人間の本質を描いたスリラーなんだと思います。
大袈裟で大胆な描写は不適切かもしれませんが、気品のある考察や安全地帯からの論評よりも、この映画の方がずっと問題を掘り下げ、本質を露わにしているはず。
そういう意味でポール・バーホーベンはやっぱり凄い人でした。
ちなみにWOWOWでは『ベネデッタ』の直後に
ニンフォマニアック Vol.1+ Vol.2
を放映するという、すごい374分でした😱
https://x.com/cinematographjp/status/1724697874691510453?s=20
