Twitterに投稿した映画の感想を毎週更新(2022年3月開始)

ペトラ・フォン・カントの苦い涙

Die bitteren Tranen der Petra von Kant
製作年 1972
製作国 ドイツ
監督 ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー
脚本 ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー
音楽 プラターズ
出演 マーギット・カーステンゼン、 ハンナ・シグラ 、 カトリン・シャーケ、 エファ・マッテス、 ギーゼラ・ファッケルディ、 イルム・ヘルマン

人々は互いを必要とする
しかし 共に生きる方法を知らず
美しい愛を生きたくても
決して思い通りにならない

計算された構図、本質を突いた会話、演劇的ストーリー、どれもファスビンダーのセンスが全開。
数々のショットを眺めるだけで酔いしれてしまう😃 

「同情は簡単だが、理解は難しい」というセリフに、劇中で描かれる人間の本質が詰まっているよう。

原作となった舞台の評価を受け、映画化の際にはラストを大幅に変更したそうで、
その甲斐もあって静けさの中の劇的な終わり方が締めくくりとして最高に好きです🙂

https://x.com/cinematographjp/status/1788480828118614088

die-bitteren-tranen-der-petra-von-kant1