Twitterに投稿した映画の感想を毎週更新(2022年3月開始)

花様年華

原題 原題:花樣年華、英題:In the Mood for Love
製作年 2000
製作国 香港
監督 ウォン・カーウァイ
脚本 ウォン・カーウァイ
撮影 クリストファー・ドイル、 リー・ピンビン
出演 トニー・レオン、 マギー・チャン、 レベッカ・パン、 ライ・チン、 スー・ピンラン

愛する人に裏切られ、支えあってきた2人
一緒にと誘う男、応えられない女
去る者、残る者
そこにはもう 触れられない過去がある

個人的 #WKW 特集7作目
動乱直前の香港。美しい情景の中、カーウァイお馴染みの満たされない心とすれ違いを描きながら、しっとりと味わい深いテイストに。
ウォン・カーウァイの新境地📽️
初監督作から観ているけど、初めての落ち着いた作品。こんな映画も撮れたんですね🙂
これまでの刹那的な要素が消えて、見事な大人の映画に!

感情の機微、所作、時代感が丁寧に描かれ、”何も起きない” のに見入ってしまうし、余韻がすごい。
それとマギー・チャンのドレス、トニー・レオンのスーツが美しい! ”スープを買いに行く” シーンだけで、こんな趣があるなんて。

残る者/去る者の関係、本心を口にせず封じ込めるというのは、きっと政治的な意味もあるのでしょう😐
次作の「2046」に繋がる伏線でもあります。

https://twitter.com/cinematographjp/status/1566019142091608070?s=20&t=OJrkyjBXD9BeeSkPewmVGA

in-the-mood-for-love1