イングロリアス・バスターズ

原題 Inglourious Basterds
製作年 2009
製作国 アメリカ
監督 クエンティン・タランティーノ
脚本 クエンティン・タランティーノ
撮影 ロバート・リチャードソン
出演 ブラッド・ピット、 クリストフ・ヴァルツ、 マイケル・ファスベンダー、 イーライ・ロス、 ダイアン・クルーガー、 ダニエル・ブリュール、 ティル・シュヴァイガー、 メラニー・ロラン、 ジュリー・ドレフュス

目には目を 残虐には残虐を
何度も入れ代わる加害者と被害者
その「栄光なき」行為に
希望の光は見出せるのか

徐々に緊迫感が増す魔法の会話術
完璧なショット/編集
タランティーノ監督による安定の傑作!📽️

いつもの会話劇とバイオレンスの融合に、勝者目線とは別のフラットな目線で戦争を描く。
上映当時は「歴史修正主義」で大きく叩かれましたが、タランティーノ監督が信じているのは映画の力。
だから、ショシャナは映画館を運営し、キノ作戦は映画史に詳しいヒコックス中尉が率い、スパイはドイツ人女優で、バスターズは映画製作の振りをして潜入する。
そしてナチスによるプロパガンダ映画の上映を阻止し、映画フィルムを使ってヒトラーもろとも葬り去る。

「ナチス→バスターズ→双方→ナチス→ユダヤ」の順に残虐性を描きつつ、
ナチスを裏切るドイツ人、「人を呪わば穴2つ」的な被害者の復讐劇をも盛り込む。
このバランスが見事!
ブラピを含め俳優陣のキャラの立った熱演も楽しい😀

そもそも『パルプ・フィクション』のエゼキエル書の引用が嘘なように、タランティーノ監督は歴史通りに描くことに興味はありません。
後に『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』でも事実を真逆に変えていますしね。

https://twitter.com/cinematographjp/status/1678675589409181696?s=20

inglourious-basterds1