原題 | Les Miserables |
製作年 | 2012 |
製作国 | イギリス |
監督 | トム・フーパー |
脚本 | ウィリアム・ニコルソン、 アラン・ブーブリル、 クロード=ミシェル・シェーンベルク、 ハーバート・クレッツマー |
音楽 | クロード=ミシェル・シェーンベルク |
出演 | ヒュー・ジャックマン、 ラッセル・クロウ、 アン・ハサウェイ、 アマンダ・サイフリッド、 エディ・レッドメイン、 ヘレナ・ボナム=カーター、 サシャ・バロン・コーエン、 アーロン・トヴェイト |
昨日投稿した「リリーのすべて」の3年前に作られた、同じトム・フーパー監督作を鑑賞。
アカデミー7部門ノミネート、アン・ハサウェイの助演女優賞を含む3部門受賞。
「レ・ミゼラブル」は何度も舞台化・映画化されたヴィクトル・ユーゴーの名作。
新たな切り口など独自の見解は入れず、オーソドックスにトム・フーパー監督は”見せ方勝負” で挑む。
その結果、冒頭からエンディングまで感情のジェットコースターに乗せて観客をアップダウンさせることで飽きさせない。
「フランスが舞台なのに英語?」という違和感はありつつ、とても楽しめる正統派の歴史ミュージカル映画です。
一方で批評家たちは揃って辛口。
でも内容を見ると、
「歌でない場面でもセリフが歌」
「顔のドアップばかり」
「アン・ハサウェイやり過ぎ」
「ラッセル・クロウに歌わせる?」
などなど的外れなものばかり。
良識ある批評家の「内容にケチのつけようが無く、何か言わないといけない批評家たちは本筋外のことばかり指摘している」という一言がすべてを表していると思う。
ちなみに “歌うラッセル・クロウ” には違和感しかないですが、ミュージカルなので仕方ないし決して下手ではない。
むしろ冒頭でムキムキCGのヒュー・ジャックマンの方がずっと変でした。(笑)