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リリー・マルレーン

Lili Marleen
製作年 1981
製作国 西ドイツ
監督 ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー
脚本 ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー
音楽 ペール・ラーベン
出演 ハンナ・シグラ、 ジャンカルロ・ジャンニーニ、 メル・ファーラー、 カール・ハインツ・フォン・ハッセル、 クリスティーネ・カウフマン、 ウド・キア

繰り返される愛の歌
戦時下では
それは単なる空虚な記号
終わりと共に 消えてなくなる

美しいはずの物語は、戦争やナチスだけでなく、ユダヤ的コミュニティなど様々な力によって引き裂かれる。
ファスビンダー監督が描くのは “単純な善悪” や “戦争による悲劇” ではない。
だから批判もされてきたし、それが良く分かる映画かもしれません。
メロドラマ風に描きつつ、戦争をドラマにすること自体へのアンチテーゼを感じてしまう。
自国は敵(ナチス)であり、”敵の敵(ユダヤ)も味方ではない” という現実を、
ファスビンダー監督がドラマ “風” に描いて見せたのだろうか🤔

https://x.com/cinematographjp/status/1837041264807862277

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