Twitterに投稿した映画の感想を毎週更新(2022年3月開始)

母へ捧げる僕たちのアリア

原題 Mes freres et moi
製作年 2021
製作国 フランス
監督 ヨアン・マンカ
脚本 ヨアン・マンカ
撮影 マルコ・グラツィアプレーナ
出演 マエル・ルーアン=ベランドゥ、 ジュディット・シュムラ、 ダリ・ベンサーラ、 ソフィアン・カーメ、 モンセフ・ファルファー

僕が母にできる唯一のこと
それはアリアを歌うこと
いつか僕は
ここから抜け出すんだ

寝たきりの母を介護する4兄弟。
考えも生き方も皆違う。
末っ子は悩み、巻き込まれ、それでも自分を見失わず、もがく。

ストーリーは、ほとんど「リトル・ダンサー」📽️
でも描かれ方もラストも、映画的でなく現実感に溢れていて、移民子世代の現状と疎外を浮き彫りにする。

叔父の救済に耳も貸さず、身近にチャンスがあっても掴もうとしない。
寝たきりの母とは一体何の象徴だったのか?
末っ子以外何も変わらない終わり方に、問題の根深さを感じます🙁

https://twitter.com/cinematographjp/status/1623593804216553473?s=20

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