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パリ、テキサス

Paris, Texas
製作年 1984
製作国 西ドイツ・フランス
監督 ヴィム・ヴェンダース
脚本 L・M・キット・カーソン、 サム・シェパード
音楽 ライ・クーダー
出演 ハリー・ディーン・スタントン、 ナスターシャ・キンスキー、 ディーン・ストックウェル 、 オーロール・クレマン 、 ハンター・カーソン 

愛深きゆえの孤独
以前の僕は もうどこにもいない
だから喪失を抱え 贖罪の旅に出る
君に見た幻想を抱え

静かで悲しいが、とても力強いストーリー😢
人の内面は読み解けないし、愛が強いほど心は壊れていく。そして、一度壊れた心はもう元に戻らない。
失われた愛を取り戻すことなく、あの頃の幻想にすべく、そっと置いてくる。
結局2人は1度たりとも同じ空間にいることがなく、常に透明な壁と距離が2人の間に存在する。

終始もの悲しい演技のハリー・ディーン・スタントン も良いが、
なかなか登場しないナスターシャ・キンスキー の存在感と佇まいも素晴らしい🙂

https://x.com/cinematographjp/status/1841022363342946314

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