原題 | PERFECT DAYS |
製作年 | 2023 |
製作国 | 日本 |
監督 | ヴィム・ヴェンダース |
脚本 | ヴィム・ヴェンダース、 高崎卓馬 |
撮影 | フランツ・ルスティグ |
出演 | 役所広司、 柄本時生、 中野有紗、 アオイヤマダ、 麻生祐未、 石川さゆり、 三浦友和、 田中泯 |
一人の世界は心地良い
でも 世界はみんなで出来ている
人と交わり 変化が起きる
それこそ我らが生きる世界
“影が重なれば色は変わる” の一言に監督の哲学が詰まった、素晴らしくミニマルな映画!😃
ヴェンダース監督の過去作に、その哲学を表した以下のナレーションがある。
人生は物語を必要とせず
映画もまた 物語を必要としない
なぜなら映画は
人物と人物の空間で作られるから
平山にとっての “完璧な日常” は邪魔の入らない自分だけの世界。それが前半。
でも世界はそうなっていないし、他人と関係することで初めて “個人” が存在する。それが後半。
ヴェンダース監督は前半で平山にとっての “PERFECT DAYS” を描きつつ、
人と人が交わることで “木漏れ日” のように絶えず変化する日常こそが本当の
“PERFECT DAYS” なんだと言っている気がします🙂
https://x.com/cinematographjp/status/1842498049429688502