チキンとプラム

原題 Poulet aux prunes
製作年 2011
製作国 フランス・ドイツ・ベルギー
監督 マルジャン・サトラピ、 ヴァンサン・パロノー
脚本 マルジャン・サトラピ、 ヴァンサン・パロノー
撮影 クリストフ・ボーカルヌ
出演 マチュー・アマルリック、 マリア・デ・メデイロス、 ゴルシフテ・ファラハニ、 ゴルシフテ・ファラハニ、 エリック・カラヴァカ、 キアラ・マストロヤンニ、 エドゥアール・ベール(ナレーション)

ヴァイオリンに捧げた哀しき人生
その恋は尊く 永遠の命を得た
失くしたものはすべて
君の弾く音の中にある

ヴァイオリン映画の3作目はこれ📽️
といっても演奏はほとんど無く、すべて吹き替えですが…

カンヌで審査員賞を受賞した「ペルセポリス」に続き、マルジャン・サトラピが自身原作の漫画を映画化。まるでジャン=ピエール・ジュネのような世界観に、シリアスな内容がコミカルに描かれる。
好きだな~この作風🙂

“失われた大事なもの” は、その後の人生に長く暗い影を落とし、時には人生を終わらせることもある。
恐妻(=国家)によって芸術は制約を受け、賢く真面目な長女は身を滅ぼし、楽天家の長男はアメリカで自由を謳歌というこの皮肉。
イレーヌは革命前、恐妻は革命後の象徴なのかな。

サトラピ監督の前作「ペルセポリス」も含めて考えると、実は重いテーマです😦
監督自身による著書「鶏のプラム煮」もコミックなのでとても読みやすく面白いです。

プラム煮

https://twitter.com/cinematographjp/status/1616007496765952001?s=20

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