原題 | Punktchen und Anton |
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製作年 | 1999 |
製作国 | ドイツ |
監督 | カロリーヌ・リンク |
脚本 | カロリーヌ・リンク |
音楽 | ニキ・ライザー |
出演 | エレア・ガイスラー、 マックス・フェルダー、 ユリアーネ・ケーラー、 アウグスト・ツィルナー、 メーレト・ベッカー、 シルヴィー・テステュー、 グードルーン・オクラス |
少女の成長物語を描き続けるカロリーヌ・リンク監督。
この作品以外にも、デビュー作の『ビヨンド・サイレンス』から、『名もなきアフリカの地で』『冬の贈りもの』『ヒトラーに盗られたうさぎ』と、すべてテーマは統一されている。
そして多くの作品で、裕福な家庭で育つという共通点もある。
そんなリンク監督の2作目がこちら。
有名な児童文学がベースで、「長くつ下のピッピ」のように、明るく元気な女の子が主人公。
学校でいじめられても、親が自分に無関心でも、明るく前向きに生きている。
そして、唯一気を許せる友達は貧困の母子家庭で育つアントン。
様々な社会風刺を交えつつ、問題を起こしても暖かな視点で見守るストーリーがとても良い。
主人公の女の子の演技が非常に自然かつ上手で、絵本のキャラクターによく合っていて微笑ましい。
『ヒトラーに盗られたうさぎ』の主人公の子も似ているので、きっとこの映画を参考にオーディションしたのかもしれませんね。