| 原題 | Red Rocket |
| 製作年 | 2021 |
| 製作国 | アメリカ |
| 監督 | ショーン・ベイカー |
| 脚本 | ショーン・ベイカー、 クリス・バーゴッチ |
| 撮影 | ドリュー・ダニエルズ |
| 出演 | サイモン・レックス、 ブリー・エルロッド、 スザンナ・サン |
ショーン・ベイカー監督特集⑦
これまでインディーズらしい現実的な描写で社会を描いてきたが、今回はより映画的なストーリーと映像に🎬
それでもベイカー監督らしい「口論バトル」や「ドタバタ劇」が復活🙂
行き過ぎた資本主義において、自分が “何者にもなれる” と思っている敗者は何者にもなれない。
「もうお前は終わっている」と書かれた紙を首から下げていることに気づかない男は、経済的な死を迎えて初めて自分が既に何者でもないと気づく。
それは主人公だけではなく、資本主義と競争社会の敗者すべてに当てはまるのかもしれない。
それはストロベリーという名の女の子にも言えるのだろう。
ショーン・ベイカー監督の映画にはお菓子屋さんがよく出てくる。
「タンジェリン」のドーナツ屋 → 「フロリダ・プロジェクト」のアイス屋ときて、またドーナツ屋🍩
（ちなみに2つのドーナツ屋の店長は「Take Out」の共同監督で、ベイカー監督作のプロデューサー）
ラストは「フロリダ・プロジェクト」同様、観客の想像に委ねる終わり方に。
これは「Anora」でも一緒でしたが、今回は主人公のキャラを表すゲスで笑える終わり方😁
しかし、どんどん作りが上手くなっていくのが分かるけど、まさか次でオスカーとはね😲
https://x.com/cinematographjp/status/1904813102186836121
