セブン・イヤーズ・イン・チベット

原題 Seven Years in Tibet
製作年 1997
製作国 アメリカ
監督 ジャン=ジャック・アノー
脚本 ベッキー・ジョンストン
音楽 ロベール・フレース
出演 ブラッド・ピット、 デヴィッド・シューリス、 B・D・ウォン、 マコ岩松、 インゲボルガ・ダクネイト、 ラクパ・ツァムチョエ

家族と別れ 祖国を離れ
異文化の楽園を目指す
そのとき月光は
何を照らしていたのか?

昨日に続きブラピ作の連投。
世界を舞台に映画を作るジャン=ジャック・アノー監督が、実話を元に描く📽️
ラサでの極秘撮影(隠し撮り)も敢行し、ポタラ宮の映像は正に圧巻😶

ただ、美しいブラピと壮大な旅に想いを馳せる映画としては十分ですが、旅の終わりで訪れたチベットの描写はまるで “おとぎ話”。
英語を話すチベット人など描き方の違和感もありますが、何より平和を重んじるチベット仏教や、その後受けることになる弾圧のことは、映画とは別に知っておくべきかも。
映画の中のダライ・ラマ少年も、2025年時点でもう90歳。
後継者の鍵を握る人物は中国共産党の息が掛かり、大変な危機に晒されています。

公開の97年は香港返還の年。
同年に本作と『クンドゥン』『北京のふたり』が上映。
偶然なのか?🤔

ただ、アノー監督は後に中国に招聘されて『Wolf Totem』という映画を作っているので、チベットに光を当てたり中国を批判する意図はまったく無かったのかもしれません。
そもそもブラッド・ピット演じるハラーがナチス党員だったことを、製作開始時点では知らなかったそうなので。

https://twitter.com/cinematographjp/status/1656212128817373184?s=20

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