| 原題 | Skin of Youth |
|---|---|
| 製作年 | 2025 |
| 製作国 | ベトナム・シンガポール・日本 |
| 監督 | アッシュ・メイフェア |
| 脚本 | アッシュ・メイフェア |
| 撮影 | チャナーナン・チョートルンロート |
| 出演 | チャン・クアン、 ヴォー・ディエン・ザー・フイ、 ファン・ティ・キム・ガン、 井上 肇 |
デビュー作『第三夫人と髪飾り』で映像美と歴史の雰囲気を融合させて成功したアッシュ・メイフェア監督が2作目に選んだのは、トランスジェンダーを描いた現代ドラマ。
今回も技巧とセンスに満ちた映像をふんだんに差し込んできますが、ストーリーは一昔前のテレビドラマを見ているようです。
それでもこの映画は、自らを傷つけてしまうほど尖り過ぎた登場人物たちの感情が痛々しく表現されています。
サンもナムもミミも、もっと違う世界で、もっと違う自分に生まれたかったはず。
この境遇を脱するために、もがいても、もがいても、思い描いた未来は手に入らない。
愛する人が結びつく世の中であって欲しいが、この映画では皆、離れ離れになってゆくように見える。
描かれる生々しさと映像美がアンマッチな気もしますが、描こうとした現代的テーマは良く理解できます。
しかし、観終わった後に “なぜこうなってしまったのか”、”何が変われば違う結末になったのか” と考えさせるほどの深みに欠けていたので、期待された才能であれば、もっと社会的視点も取り入れて描いて欲しかった気がします。
