すずめの戸締まり

原題 Suzume
製作年 2022
製作国 日本
監督 新海誠
脚本 新海誠
音楽 RADWIMPS
出演 原菜乃華、 松村北斗、 深津絵里、 染谷将太、 伊藤沙莉、 花瀬琴音、 花澤香菜、 神木隆之介、 松本白鸚

閉じ込めていた喪失感
記憶は薄れ 心の扉も閉めたまま
でも大丈夫 私はあなたの明日
きっと光の中で大人になる

新海監督特集 8作目📽️
一度も観たことなかった新海誠監督の作品をデビュー作から連日鑑賞し、やっと辿り着いた最新作📽️

もう言葉になりません😭
これを真正面から描いた勇気、そして観た時の感動以上に後から多くの気づきがあり、
自分にとって深すぎる映画でした😢

これまで描いてきた “子供から大人に”、”喪失感”、”時空に引き裂かれる想い” などのテーマは生かしつつ、
最近は “希望を抱いていいんだ” という優しさが出てきたことがとても嬉しい🙂
震度6~7クラスを4度(阪神/十勝沖/長野北部/熊本)も体験した身として、震災のテーマは本当に重い…
主人公や家族の見えづらい苦難・葛藤が慎重に描かれていて、とても感傷的な気持ちになりました😢
そして過去作に比べても奥が深い。

ネタバレ含みますが、気づいたこと。
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冒頭の常世で大人の鈴芽は草太の服と靴を身に着けており、
幼き鈴芽はその姿を見ていた。
だから坂道で草太と見て「どこかで会った」と感じた。

そして “椅子” は鈴芽にとっての “要石” 。
椅子が動いたことで昔の自分を探す旅に。
すべては繋がっていて、長い年月を掛けて多くの人に助けられながら “自分で自分を救う” 物語に🙂

そして鈴芽とダイジンの会話は、環と鈴芽の関係そのもの。
また、ダイジンとサダイジンの仲睦まじい様子は、その昔恋人同士だったから?
だから鈴芽の想いを汲み、草太を身代わりの要石とせず、守ってあげたのかも。

時が経てば様々なことに気づくことができる。
想いを交わせば、感情の氷を溶かすことも出来る。

“みみず” が邪魔をする時は、自分で抑え込めなくてもきっと神様が支えてくれる。
大事なものを失い、過去を引きずっていても誰かがあなたを見ていてくれる。

様々な解釈ができるし、知ってから観るともっと深く印象が変わるストーリーです🙂
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デビューから20年の軌跡を、わずか8日で体験した人なんて他にいるのかな?
だから次の作品は早くて数年後とか信じたくない😨
明日からの新海ロスが本当に怖くて、
実写映画の鑑賞に戻れるかも不安だ…

なのでしばらくは他の映画も観ながら、新海作品を再鑑賞する日々かもしれません🙂

https://twitter.com/cinematographjp/status/1630827431526559744?s=20
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suzume1