原題 | The Bridge on the River Kwai |
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製作年 | 1957 |
製作国 | アメリカ |
監督 | デヴィッド・リーン |
脚本 | カール・フォアマン、 マイケル・ウィルソン |
音楽 | マルコム・アーノルド |
出演 | ウィリアム・ホールデン、 アレック・ギネス、 ジャック・ホーキンス、 早川雪洲、 ジェームズ・ドナルド、 アンドレ・モレル 、 ジェフリー・ホーン |
橋を架けたい男
国際法を守り英国を誇示したい男
収容所から逃げ出したい男
橋を爆破したい男
斎藤、ニコルソン、シアーズ、ウォーデン、それぞれが思いを達成した後に残るのは、多くの死者と残骸と虚しさのみ。
それが戦争の現実を如実に表している。
捕虜になったにも関わらず、国際法を盾に「士官は労働しない」と言い張り部下だけ働かせる。
橋建設の命令を喜々と受け入れ、「立派な橋を造るぞ」と意気込む。
作ったばかりの橋が崩れ去り、「俺は一体何をしたんだ?」と呆然とする。
そもそも、連合国側にとって橋は邪魔なもの。
それを「捕虜は命令通りに働かなければならない」と言い張り、「せっかく作るなら英国を誇示するぞ」と変な考えに囚われる。
戦争は正常な思考を停止させ、誤った思想を植え付ける。
ロケ地となったスリランカに実物大のセットを作り、多くのエキストラを動員し、役者含めて長期間ロケ撮影し、実際に鉄道を落として撮影。
今では考えられない壮大な手作り映画で、見事にアカデミー賞を7部門受賞しました。