原題 | The Novelist’s Film |
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製作年 | 2022 |
製作国 | 韓国 |
監督 | ホン・サンス |
脚本 | ホン・サンス |
音楽 | ホン・サンス |
出演 | イ・ヘヨン、 キム・ミニ、 ソ・ヨンファ、 パク・ミソ、 クォン・ヘヒョ、 チョ・ユニ |
ベルリン映画祭に愛された男、ホン・サンス。
2020年に『逃げた女』で監督賞、2021年に『イントロダクション』で脚本賞、2022年は本作で審査員賞と、3年連続で受賞するという快挙。
前作『あなたの顔の前に』から再びストーリーが優しくなってきましたが、今回も映画内の “映画監督”、”女優” に自分とパートナーのキム・ミニを重ねて描き、近年のホン・サンス監督にしては分かりやすい内容になっています。
そして主人公の小説家ジュニに、心理学で言うアンビバレンス的な役割を与え、”自己批判” と “内省” と “現在への理由付け” をしている。
監督役のヒョジン曰く「人生は最悪だが逆に映画だけに集中できた。その考えと生活を正さないといけない。」
それに対してジュニは「名声や金銭や安定から目を逸らしてこそ本当の芸術家だ」と激しく非難する。
そして、映画から足を遠ざけた元女優ギルスとトッポッキを食べながら、ジュニは昔のように思い通り創作活動が出来ないことを打ち明け、「現実的で飾りの無い脚本で、実在の人物を映画にすることで、言語では表せない本質を表現したい」と吐露する。
それこそホン・サンス監督が近年作ってきた映画のことで、だからこれは自己批判と内省の映画なのでしょう。
今回の映画には当てはまらないことも出てきましたが、以下はここ最近のホン・サンス映画に共通することです。
いつもこんな感じの映画ですよね?
・会話がぎこちない
・カット少な過ぎ
・いきなりズームアップ
・ところであなた誰?
・それ何のシーン?
・風景に力入れなさ過ぎ
・同じ人出てる
・喫煙シーン多め
・必ず酒が入る
・グダグダで終わる飲み会
・たいがい男性がだらしない
・製作費が絶対安い
・キム・ミニ