| 原題 | 宋家皇朝/The Soong Sisters |
|---|---|
| 製作年 | 1997 |
| 製作国 | 日本・中国 |
| 監督 | メイベル・チャン |
| 脚本 | アレックス・ロー |
| 撮影 | アーサー・ウォン |
| 出演 | マギー・チャン、 ミシェル・ヨー、 ヴィヴィアン・ウー、 ウィンストン・チャオ、 ウー・シングォ、 チアン・ウェン、 エレイン・チン |
中国近代史に影響を与えた三姉妹
1人は富を愛し
1人は祖国を愛し
1人は権力を愛す
それぞれ「大富豪」「孫文」「蒋介石」と結婚し、三者三様の思想に基づき、内政や外交に影響を与えた三姉妹を描いた実話📽️
歴史に翻弄されるどころか歴史を動かした女傑たちを、ミシェル・ヨー、マギー・チャン、ビビアン・ウーが演じる。
公開時から観たいと思いつつ、すっかり忘れていましたが、ようやく観られました。
WOWOWに感謝!
見ごたえのあるドラマで、力量のある監督でリメイク&三部作にしてほしいくらいのストーリーですが、中国の方が観たら政治的意図を感じる内容だそうです。
実際に脚本は5ヶ月に渡り書き直しを命じられ、孫文は美化され、蒋介石を悪く描くなどの修正が行われたそうです。
それでもこの映画は聖人や悪人に仕立て上げるのではなく様々な感情を持った “人間” として登場するので、そこは制作陣の粘りかもしれません。
一方で毛沢東は一回も出てこないので、恐らく検閲リスクを回避したと思われます。
このような歴史の修正はあっても、時代に影響を及ぼした女性を描いた映画という点については素晴らしい出来で、この時代のアジアにおいて女性を称賛している映画は極めて重要でしょう。
一方、この姉妹には3人の男兄弟(宋子文および2人の実業家)がいるのですが、まったく登場も言及もされていない点はとても不思議です。
ブログ用の画像を検索していたら、何とフィギュアを発見!
やはり有名なんですね。
https://twitter.com/cinematographjp/status/1646788880350449666?s=20
