原題 | The Sparks Brothers |
製作年 | 2021 |
製作国 | イギリス・アメリカ |
監督 | エドガー・ライト |
脚本 | エドガー・ライト |
撮影 | ジェイク・ポロンスキー |
出演 | ロン・メイル、 ラッセル・メイル、 ベック、 アレックス・カプラノス、 トッド・ラングレン、 フリー、 エドガー・ライト、 ビョーク(声の出演) |
潜在的アウトサイダーの天才
無謀な創造性の奇妙な混合体
沈んでは進化し続けた50年
知られざる兄弟を描くドキュメンタリー
「アネット」の原案・音楽を生み出したスパークス。
世間はその世界観に無理解で、彼らも商売という現実に何度もぶつかる。
デビュー当時のプロデューサーは言う。
“これぞ音楽だ。これが評価されなかったら商売を替える!”
そして彼は転職した。
まったくスパークしなかった。
常にサウンドを変化させ、ファンの不評を買った。
でも業界やファンに迎合したら保守的になる。
彼らは常に革新を求めた。
ポリコレ的に問題の曲もあるが、ユーモアのセンスがないと皮肉の意図は分からない。
低迷期に映画「ジェット・ローラー・コースター」に出演。
“ジャンル名ではなく真のディザスター・ムービー”
“災害映画の市民ケーン”
など呼び声の高い最悪の映画だったが、当時彼らを観るには唯一の機会だった。
アメリカ人は彼らの気質を好まない
だからしょっちゅう “終わって” いた
でも彼らは止まることなく続けた
人気の有無は彼らには関係ない
エレクトロポップ系ダンス音楽に挑み
80年代に再度ブレイク
流行を否定し それを超えてしまった
皆はスパークスを
”エキセントリックで現実的じゃない”
と思っているが、常に彼らは現実を扱っている
6年の苦境と更なる進化を経て
90年代中盤に再度復活
他のバンドが彼らの影響を受けたのに
新人バンドと思われた
これほど妙なものが
“妙でないもの”
に堕落せずに長く生き残ってきた
独特すぎてどう進化したのか分からない
だが正しいことは確か
間違ったものは続かない
何よりも紳士
礼儀正しくて思いやりがあり
並外れて独創的
そして面白い
ジャック・タチ、ティム・バートンとの共作は頓挫したが、レオス・カラックスとの共作で映画製作も実現📽️
老いてなお進化を続ける天才兄弟に心から敬服😀
https://twitter.com/cinematographjp/status/1613083443264638977?s=20
https://twitter.com/cinematographjp/status/1613445959169748994?s=20