| 原題 | The Straight Story |
|---|---|
| 製作年 | 1999 |
| 製作国 | アメリカ |
| 監督 | デイヴィッド・リンチ |
| 脚本 | ジョン・ローチ、 メアリー・スウィーニー |
| 音楽 | アンジェロ・バダラメンティ |
| 出演 | リチャード・ファーンズワース、 シシー・スペイセク、 ハリー・ディーン・スタントン、 エヴェレット・マッギル、 ジェーン・ギャロウェイ・ハイツ |
『エレファント・マン』以来となるデイヴィッド・リンチ監督のヒューマンドラマ。
奇妙な映画ばかり作っており、本作以降も奇妙な映画を2作残したリンチ監督だけに、実は老人の1人がサイコパスだったり、突如として異世界に迷い込んでしまうのではないかと心配したが、主人公は無事に目的地に辿り着いたようだ。
いつもの映画で次々と起こる奇妙な出来事と同じように、この映画でも様々なトラブルが起こる。
しかしそれは怪奇現象ではなく容易に想定しうる問題で、問題が起きる度にきちんと親切な誰かが助けてくれる。
時には主人公が困っている少女を助けることもある。(少女が消えた時は何かを期待するが何も起きない)
ここではリンチ流のことは何も起こらない代わりにありふれた現実が目の前にあり、現実の中を時間が流れていく。
年を取って悪いことは
若い頃を憶えていることだ
人生の最後に多くを語る必要はない。
もう十分に生き、喜びも苦しみも人に言えない悩みも味わってきた。
だから多くは語らない。
周りの人々もそれを分かっている。
兄だって分かっている。
だから再会するだけで充分。
映画もそこで終わり。
取り立てて何も語る必要はないのだ。
