ヨルゴス・ランティモス

ギリシャ出身の映画監督。(Yorgos Lanthimos、ギリシャ、1973年5月27日 – )
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経歴
1973年5月27日、アテネに生まれる。下位中産階級の家庭で育った。若い頃はコマーシャルの製作によって生計を立てていた。

2009年、監督作品『籠の中の乙女』が第62回カンヌ国際映画祭にて「ある視点」部門のグランプリを受賞し、アカデミー外国語映画賞にノミネートされる。ギリシャの経済危機をきっかけとして、2011年、ロンドンへ移り住む。2015年、コリン・ファレル主演の『ロブスター』が第68回カンヌ国際映画祭にて審査員賞を受賞し、アカデミー脚本賞にもノミネートされた。

2018年、オリヴィア・コールマン、エマ・ストーン、レイチェル・ワイズ主演の『女王陛下のお気に入り』が第75回ヴェネツィア国際映画祭にて審査員大賞を受賞。さらにオリヴィア・コールマンに同映画祭の女優賞やアカデミー賞主演女優賞をもたらし、自身も初となる監督賞候補となった。

2023年の『哀れなるものたち』は第80回ヴェネツィア国際映画祭で最高賞にあたる金獅子賞を受賞。更に第96回アカデミー賞では製作と主演を務めたエマ・ストーンの主演女優賞を筆頭に4部門で受賞し、自身も2度目となる監督賞候補となった。


 

YorgosLanthimos

「哀れなるものたち」までの6作を順に初鑑賞📽️初期4作はエフティミス・フィリップ脚本の影響で不条理劇と言われますが、「縛られた世界」という共通テーマがあり、作品ごとに少しずつ先に進むように見えます😶「籠の中の乙女」
“不自由な世界を無条件に受け入れ”「アルプス」
“自由だと思っている世界も不自由で”「ロブスター」
“自由を手に入れても手放したくなり”「聖なる鹿殺し」
“既に良心や責任感を失っている”全作共通の悲観的エンディングは、きっと我々への問いかけ。彼曰く「思考と議論を呼び、揺さぶり、別の視点で考えて欲しい」からだとか。
最新2作はトニー・マクナマラの脚本に変わり、映像もより豪華に。
これまで描いてきたミニマム世界からの見事な脱却は、大きな驚きです😮

全作を通じて “社会と人間” を描き、

 “この世界はおかしいのか?”
それとも
”我々こそがおかしな世界なのか?”

を問いかけます。

そして、どの作品も
 “社会的な束縛に気付き”
 “逃れようとするが”
 “逃れられない(元に戻る)”

のように展開し、「哀れなるものたち」でもベラは自由と解放を求めつつ、最後は生みの親と同じ道(多少は違うけど)を選ぼうとする。
それこそが、彼の作品を際立たせる “シニカルさ” なのでしょう🙂

https://x.com/cinematographjp/status/1760212267550023732?s=20
https://x.com/cinematographjp/status/1760578740520878186?s=20

【監督作品】
 ・Κινέττα Kinetta(2005)
 ・籠の中の乙女(2009)
 ・アルプス(2011)
 ・ロブスター(2015)
 ・聖なる鹿殺し(2017)
 ・女王陛下のお気に入り(2018)
 ・哀れなるものたち(2023)