小さなロバ、ビム

原題 Bim, le petit âne
製作年 1951
製作国 フランス
監督 アルベール・ラモリス
脚本 アルベール・ラモリス、 ジャック・プレベール
音楽 モーリス・ルルー
出演 ジャック・プレヴェール、 ウド・ラングホフ

ロバ映画といえばバルタザールE.O.ですが、なぜロバはこれほど愛らしいのに常に虐げられているのでしょうか…
この映画は、映像詩人とも呼ばれる『白い馬』『赤い風船』などで有名はアルベール・ラモリス監督のデビュー作です。ロバがたくさん登場しますが、残念ながらバルタザールやE.O.ほどの演技は見せません。しかしその愛らしく伏し目がちで円(つぶ)らな瞳は、我々の心を掴んで離しません。でもロバだけに今回もいっぱい虐げられます。誰か幸せなロバ映画を作っていただけないでしょうか。世界のロバ映画好きを代表してお願いします。

ストーリーは非常にシンプルで、ロバ映画だけにロバに様々な災難が降りかかり、何度も連れ去られ、少年が追いかけるというもの。だから特にひねりも無く映画の半分は長々とした追いかけっこですが、映像は非常に美しく、綺麗な絵本を読んでいるかのようです。ロバにペンキを塗ったり、縄を付けて引き釣り回したり、馬をひたすらムチ打つシーンがありますが、1950年代にどうやって撮影したのかと不思議です。でもきっと何にも配慮せず撮影したのでしょう。次作の『白い馬』もそうですが、現代ならかなりの動物虐待であり、子供たちも海で命を落としていないことを願うばかりです。

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