| 原題 | 수유천/By the Stream |
|---|---|
| 製作年 | 2024 |
| 製作国 | 韓国 |
| 監督 | ホン・サンス |
| 脚本 | ホン・サンス |
| 音楽 | ホン・サンス |
| 出演 | キム・ミニ、 クォン・ヘヒョ、 チョ・ユニ、 ハ・ソングク、 パク・ミソ、 カン・ソイ、 パク・ハンビットナラ |
2020年以降、自らの “境遇” や “苦悩”、”懺悔” や “自己弁護” をネタとして精力的に作品を作り続ける(毎年2作品ペース!)ホン・サンス監督。2作品に1つは、この作品のようにプライベートでもパートナーのキム・ミニ主演です。『小説家の映画 』と同じ登場人物で、今回はキム・ミニが「干された映画女優 → 織物作家でもある大学講師」、クォン・ヘヒョが「干された映画監督 → 干された役者」、チョ・ユニが「映画監督 → 10億ウォンの貯金がある大学教授」に扮します。この映画でもクォン・ヘヒョ演じる男性は相変わらず “干されて” いてホン・サンス監督の自己投影が強いですが、この映画では学生相手に3股を平然と掛けるハ・ソングク演じる演出家もまた、ホン・サンス監督の自己弁護的自己投影なのでしょう。3股をキム・ミニに怒られても平然としており、挙句の果てに3股かけられた女性の1人が彼に靡(なび)いてしまうという気持ち悪い脚本を許せる人でないと、ホン・サンス監督の映画を理解できないでしょう。
また、干された俳優シオン(≒ホン・サンス)を気に掛けて呼び戻したジョニム(≒キム・ミニ)ですが、シオンはあっさりとウンニョル教授と良い関係になってしまいます。当然ジョニムは気に入りません。だから飲んで運転できないウンニョル教授の代わりに運転することなんてまっぴらです。だからジョニムはウンニョル教授がいない隙に笑顔でわざと酒に口を付けるのです。何度も自分の作品で描いてきた監督自身とキム・ミニの関係ですが、今回も実際の関係性が浮かび上がる描写でした。こんなホン・サンス監督を許して傍を離れないキム・ミニは神か天使ですね。
