| 原題 | Ghostlight |
|---|---|
| 製作年 | 2024 |
| 製作国 | アメリカ |
| 監督 | ケリー・オサリバン、 アレックス・トンプソン |
| 脚本 | ケリー・オサリバン |
| 音楽 | クイン・ツァン |
| 出演 | キース・カプフェラー、 キャサリン・マレン・カプフェラー、 タラ・マレン、 ドリー・デ・レオン、 ハンナ・ドワーキン、 デクスター・ゾリコファー |
特に女性に高評価だった女性応援映画『セイント・フランシス』の脚本・主演ケリー・オサリバンとアレックス・トンプソン監督が、この作品でも脚本と監督を務めます。今回の主人公は父親で、テーマは “家族の再生” です。
『セイント・フランシス』はとても良かったのですが、女性にしか分かりえないことも多く、男性を置き去りにする映画だったと思っています。今回の主役は父親ということで「男性目線だけど大丈夫なのか?」という一抹の不安がありましたが、その予感は見事的中します。
この父親は演劇を通じて心の傷を癒しますが、家族に対して「自分が悪かった」という言葉は最後まで聞かれません。「素直に話せない人が演劇に救われる」という映画的テンプレートは分かりますが、“父親が不器用な理由” だったり、“そのことによって本人が感じている切実さ” が描かれないのです。それも含め、「攻撃的な変わり者の娘」というのもいわゆる “脚本装置” にしか見えなくなってくるのです。
恐らくですが、ケリー・オサリバンは女性を描くのは上手いが「男性は映画的に描ければ良い」と考えているのではないでしょうか。だからこの父親を深く理解せず、”こう変われば救われる” というストーリーにただ乗せているように見えるのです。一般の評価も評論家の評価も高いし、似たような映画は好みだったりするので、個人的に気になるポイントが合わないだけなのでしょう…
