| 原題 | Lucy |
|---|---|
| 製作年 | 2014 |
| 製作国 | フランス |
| 監督 | リュック・ベッソン |
| 脚本 | リュック・ベッソン |
| 音楽 | エリック・セラ |
| 出演 | スカーレット・ヨハンソン、 モーガン・フリーマン、 アムール・ワケド、 チェ・ミンシク、 ジュリアン・リンド=タット、 リオ・ティプトン、 ピルー・アスベック |
批評家による酷評のオンパレードが繰り広げられた作品ですが、彼らはリュック・ベッソン監督のことを正しく理解しておらず、いつまでも代表作は『グラン・ブルー』『ニキータ』『レオン』だと思っているようです。リュック・ベッソン監督の投稿でも述べましたが、ベッソン監督は基本的に “B級SF” と “戦うヒロイン” が大好きな只(ただ)のフェチ監督です。だから少年時代から構想を描いていた『フィフス・エレメント』を作った後は “自分の創りたいもの” に全振りし、かつてのファンも批評家も眼中に入れず、ただひたすら創りたいものを創ってきました。それを知った上でこれを観ると、これは紛れもなくベッソン監督の映画なのです。
これまでのベッソン監督のミューズといえば、アンヌ・パリローやミラ・ジョヴォヴィッチという結婚した2人や『アンジェラ』のリー・ラスムッセン、『ヴァレリアン』のカーラ・デルヴィーニュなどスレンダーなモデルタイプの美女ばかりでしたが、この作品は意外にもスカーレット・ヨハンソンが主演です。これは “無力な女性が巻き込まれ、全知全能へと進化する” 様子を演技で示す必要があり、相応の演技実績が必要とされたからかもしれません。また、スカーレット・ヨハンソンはこの映画の直前に『アベンジャーズ』や『her/世界でひとつの彼女』『アンダー・ザ・スキン 種の捕食』で “人間ではない種” を演じてきたので、この役にも最適だと思われたのかもしれません。いずれにせよ、ベッソン好みのモデル美女が演じるよりずっと人間的で、大雑把すぎるストーリーに “演技力” という華を添えたことは間違いないでしょう。けれど第一候補はアンジェリーナ・ジョリーだったようで、そうなるとこの映画は全然違った映画になったでしょう。(アンジェリーナ・ジョリーだったら青い粉が無くても敵を倒してしまいます…)
