| 原題 | Message in a Bottle |
|---|---|
| 製作年 | 1999 |
| 製作国 | アメリカ |
| 監督 | ルイス・マンドーキ |
| 脚本 | ジェラルド・ディペゴ |
| 音楽 | ガブリエル・ヤレド |
| 出演 | ケビン・コスナー、 ロビン・ライト・ペン、 ポール・ニューマン、 ジョン・サヴェージ、 イリーナ・ダグラス、 ロビー・コルトレーン |
この映画のテーマは「死者への愛と、生者への愛は両立するか」なのでしょうか?
だとしたら、もしこの映画がメッセージを瓶に詰めて海に流したとしたら、それを拾った私は「OK、死者への愛は現在形ではないから両立するよ。過去の愛は記憶に閉まって今日から新しい恋愛にGoだ!」という文章を目にしたことでしょう。しかしよく見ると追伸に、「でも嵐の海には注意してね♥」と書かれていました。
これは愛する人を亡くした人に向けた啓発映画なのでしょうか? まだ妻の死から2年しか経ってないし、手紙を瓶に詰めて海に流すほどの後悔をしているのであれば、「もう結婚しない」という選択肢もありではないでしょうか? ポール・ニューマン演ずる父親を始め、「再婚することこそ “真の回復” 」と皆が考えていますが、傷心のケビン・コスナーをそっとしておくという心遣いはないのでしょうか? それでも十分に成り立つストーリーも作れたはずですが、この映画はそうしません。だから「死者を愛していないで私の所に来て」とアプローチしたテリーサは、最終的に自分も死者を愛することになるのです。
でもご安心ください。この映画の主張が正しければ、どんなにギャレットのことを愛していても2年後には別の男を追いかけているのですから。だって、そういうことですよね。だから残念ながら私はこの映画に涙することは出来きませんでした。また、1通目と2通目に発見された手紙は妻の死後にギャレットが書いたもので、3通目に発見された手紙は生前に妻が書いたものです。しかし、同じ便せんと同じタイプライターが使われていました。そうすると、特製の船のロゴが書かれた便箋も含め、タイプライターと便箋は妻と共有されていたことになります。なんだかその辺りも腑に落ちないのです…
