ロシアを代表する舞台監督の一人で、98年からは長編映画も手掛けます📣
リベラルな姿勢を貫き、冤罪事件で17~22年まで活動制限を受けながらリモートや夜間撮影で舞台演出と映画制作を継続し、現在は亡命先のドイツを拠点に精力的に舞台演出を中心に、時折映画も手掛けています。ヨーロッパの演劇界では著名な演出家であり、とりわけオペラの演出において高い評価を得ている。近年だけでも、ウィーン国立歌劇場、パリ オペラ座、バイエルン国立歌劇場をはじめ、ヨーロッパ各国の最上位クラスの劇場から招待を受け、様々なオペラを演出しています。これはロシア政府から迫害された芸術家という話題性だけでなく、幾つもの歌劇場から何度も依頼を受けているように彼の実力を物語る証拠でもあります。セレブレンニコフの何が評価されているかというと、原題の演出家ではもはや当たり前となった “古典の現代的解釈” だけでなく、前提として演劇/映像/ダンス/音楽/美術/ファッションを統合した巨大な演出能力が際立っており、そこに斬新な現代的解釈と、更に解釈の斜め上を行く “観る者を驚かせる演出” が備わっているのです。以下の画像は新作オペラ「フィガロの結婚」ですが、「え?オペラ?」な斬新さで、この画像だけでセレブレンニコフの才能の一端がお分かりいただけると思います。

映画では「舞台がシームレスに変わる演劇手法を取り入れたミュージックビデオ」の手法を取り入れた映画演出が特徴的😲
また、ロックカルチャーを描いた『LETO』は例外として、他のセレブレンニコフ監督の作品には
“過去の想いに誘発された妄想に取りつかれた主人公が彷徨う”
“背景にロシア社会の問題が描かれる”
という共通テーマがあり、社会批判を潜ませたストーリーは暗めで尖り、グイグイ迫る攻めの作風なのです。天才的な芸術家として奇抜で時に過激な演出を多用する以上に、ロシア政府をこれ以上刺激しないように配慮しつつ「客観的に見たロシアの歴史」を作品に忍ばせるような頭脳派でもあります。
https://x.com/cinematographjp/status/1918232326053699888

【監督作品】
・リモノフ(2024)
・チャイコフスキーの妻(2024)
・インフル病みのペトロフ家(2022)
・LETO レト(2020)
・ザ・スチューデント(2016)
・Betrayal(2012)
・Crush: 5 Love Stories(2009)
・Yuri’s Day(2008)
・Playing the Victim(2006)
・Ragin(2004)
・Undressed(1998)